結論

iPhone・iPad・Androidなら、まずLazy Lightingです。ダウンロード無料で、無料プランは透かし入りです。MacやWindowsで透かしなしに使いたいなら、TouchDesignerの非商用版が最有力ですが、画像は1280×1280まで、報酬を受け取る制作には使えず、習得にも時間がかかります。本格的なマッピングソフトを覚えたいならMadMapperやResolume Arenaのデモ版で練習し、人前で上映する前に購入します。LinuxならSplashです。定番として名前が挙がるMapMapは、2026年10月時点でMac・Windows向けのインストーラーが配布されていません。 開示:Lazy Lightingは当サイト運営チームの製品です。

アプリ比較

プロジェクションマッピングアプリの比較:対応OSと価格体系
アプリおすすめ用途対応OS価格体系
Lazy Lightingスマホ・タブレット向け(ダウンロード無料)iPhone・iPad・Androidダウンロード無料(無料プランは透かし入り)/Pro:月額・年額・買い切り
TouchDesigner Non-Commercial透かしなしで使えるPC向け無料版Windows 10・11/macOS 13以降非商用なら無料(1280×1280まで)/商用は有料ライセンス
MadMapper デモ版本格的なマッピングソフトの練習用macOS 11以降・Windows 10以降無料デモ(透かし入り・保存不可)/レンタル・買い切り
Resolume Arena デモ版ライブVJ向けの無料デモmacOS・Windows期限なしデモ(ロゴ・音声入り)/有料ライセンス
HeavyM デモ版内蔵エフェクトで手軽に試すmacOS・Windows無料デモ(ロゴ表示・保存不可)/有料プラン
SplashLinux向けのオープンソースLinux(Flatpak)・Windows無料・オープンソース(GPL-3.0)
MapMapオープンソース(新版の配布待ち)Linux(ソースからビルド)/Mac・Windows版のインストーラーは準備中無料・オープンソース(GPL-3.0)
VPT 8無料だが開発終了macOS・Windows無料(最終版は2018年5月)
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スマホ・タブレット向け(ダウンロード無料)

Lazy Lighting

スマホやタブレットで始めるなら、最初に試してほしいアプリです。窓、箱、ドアなどに図形を重ね、投影を見ながら画面上で角をドラッグして合わせます。パソコンを置かずに、投写面のすぐ横で調整できます。ダウンロード無料で、無料プランは透かし入りです。Proでは透かしがなくなり、プロジェクト保存、すべてのビジュアルとエフェクト、音に反応するビジュアル、MIDI、ライブカメラ入力、動画書き出しが使えます。

向いている点
  • 手持ちのスマホ・タブレットで使える
  • USB-C/Lightning–HDMI、AirPlay、Miracast/Smart View、Google TV向けLazy Lighting Linkで接続
注意点
  • 無料プランは透かし入りで、プロジェクト保存はPro機能
  • 複数台のプロジェクターを扱うメディアサーバーではない
公式サイト ↗
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透かしなしで使えるPC向け無料版

TouchDesigner Non-Commercial

Derivative社による無料版で、出力に透かしは入りません。パレットにはKantan Mapperというマッピング・マスク用のツールがあり、四角形や自由な形に映像やグラフィックを割り当てられます。注意点は2つです。画像は1280×1280ピクセルまでなので、フルHD(1920×1080)のプロジェクターをネイティブ解像度で埋められません。また、報酬を受け取る制作にはCommercialかProのライセンスが必要です。ノードをつないで作るビジュアルプログラミング環境なので、最初の学習は大変です。

向いている点
  • 出力に透かしが入らない
  • カメラ、センサー、音、MIDIを使うインタラクティブ作品に強い
注意点
  • 画像は1280×1280までで、商用利用はできない
  • 箱を数個合わせるだけなら学習の負担が大きい
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本格的なマッピングソフトの練習用

MadMapper デモ版

テストと学習のための無料ライセンスで、マッピング機能はひと通り使えます。その代わり、入力・出力・出力プレビューに透かしが入り、プロジェクトの読み込みと保存、SVG・PNG・PDFの書き出しはできず、DMX照明は30秒ごとに消灯します。練習や事前の検討には十分ですが、毎晩読み込み直す展示には向きません。

向いている点
  • 製品版と同じソフトなので、購入後に覚え直す必要がない
  • 単発のイベントにはレンタルライセンスがある
注意点
  • 出力に透かしが入る
  • プロジェクトを保存・読み込みできない
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ライブVJ向けの無料デモ

Resolume Arena デモ版

期限なしで、すべての機能を試せます。シリアル番号を登録するまでは、映像出力にときどきResolumeのロゴが表示され、音声には使用中のソフト名を告げるロボットの声が入ります。マッピング機能があるのはAvenueではなくArenaです。音楽に合わせてクリップやエフェクトをライブで操作するショーなら、このデモ版で試します。

向いている点
  • 期限なしで全機能を使える
  • マッピング、エッジブレンディング、DMXに対応
注意点
  • 出力にロゴ、音声にロボットの声が入る
  • 窓や箱の固定展示には機能が多すぎる
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内蔵エフェクトで手軽に試す

HeavyM デモ版

用意されたビジュアルエフェクトを、投写面に描いた図形へ当てていくタイプのソフトです。動画を自作しなくても、箱や壁を光らせられます。HeavyMによるとデモ版は全機能入りで期限もありませんが、プロジェクトの保存と読み込みはできず、出力には定期的にロゴが表示されます。

向いている点
  • 内蔵エフェクトがあり、動画素材なしで始められる
  • デモ版に期限がない
注意点
  • プロジェクトを保存・読み込みできない
  • 出力に定期的にロゴが表示される
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Linux向けのオープンソース

Splash

開発が続いていることがはっきりしているオープンソースのマッピングソフトで、2026年9月1日にバージョン0.12.6がFlathubで公開されました。複数のプロジェクターで空間全体を包む没入型の展示向けで、投写面の3Dモデルをもとに、ブレンディングや色を半自動で調整します。その3Dモデルが初心者には壁ですが、Blender用のアドオンが付属します。透かしや機能制限はありません。

向いている点
  • 透かし・機能制限がなく、GPLライセンス
  • 複数台をブレンドでき、テスト用途ならRaspberry Pi 5でも動く
注意点
  • 投写面の3Dモデルが必要
  • macOS版がない
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オープンソース(新版の配布待ち)

MapMap

無料のマッピングソフトとしてよく名前が挙がるオープンソースソフトです。図形に映像を割り当てるシンプルな仕組みで、透かしやライセンス上の制限もありません。問題は、2026年10月時点ではインストールが難しいことです。最後の安定版0.6.2は2018年のものです。2026年に開発が再開され、バージョン1.0の準備が進んでいますが、公式ダウンロードページではMac版・Windows版のインストーラーが「近日公開」のままで、Linux向けのパッケージもUbuntu 14.04と16.04用しかありません。

向いている点
  • 無料で、透かしもライセンス上の制限もない
  • 2026年に開発が再開された
注意点
  • 現在Mac・Windows向けのインストーラーがない
  • Linuxではソースからのビルドが必要
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無料だが開発終了

VPT 8

HC Gilje氏によるVideo Projection Toolです。無料で透かしもなく、作者のサイトから今もダウンロードできます。ただし2018年5月公開のVPT 8が最終版で、作者自身が新しいOSでの動作は保証できないとしています。Appleシリコン搭載Mac向けのベータ版が2023年5月に出ています。使い慣れていて手元のパソコンで動くなら選択肢になりますが、これから始めるなら更新が続いているソフトを選びます。

向いている点
  • 無料で透かしがない
  • Mac版とWindows版がある
注意点
  • 2023年のベータ版を除き、2018年以降は更新がない
  • 本番前に不具合が出ても修正されない
公式サイト ↗

「無料」には3種類ある

無料のマッピングソフトは大きく3種類に分かれ、機能の多さよりもこの違いが使い勝手を左右します。技術そのものが初めてなら、先にプロジェクションマッピングの仕組みを確認しておくと選びやすくなります。各ツールの公式サイト、ドキュメント、ダウンロードページ、ストアの掲載情報は2026年10月28日に確認しました。

  • オープンソース(MapMap、Splash、VPT 8):無料で透かしもありません。MapMapとSplashはGPLライセンスなので、商用の制作にも使えます。注意点は、古いビルドが今のパソコンにインストールできない場合があることです。
  • ダウンロード無料で有料プランあり(Lazy Lighting):無料プランは透かし入りで、Proにすると透かしがなくなります。
  • 期限なしのデモ版(MadMapper、Resolume Arena、HeavyM):使用期限はありませんが、出力にロゴや透かしが入ります。
  • 非商用ライセンス(TouchDesigner):透かしはありませんが、画像は1280×1280までで、報酬を受け取る制作には使えません。
無料版でできること(2026年10月28日確認)
ツール無料の種類透かし主な制限対応端末・OS
Lazy Lightingダウンロード無料(無料プランは透かし入り)あり(無料プラン)保存と動画書き出しはPro機能iPhone・iPad・Android
TouchDesigner Non-Commercial非商用ライセンスなし1280×1280まで・商用不可Windows・macOS
MadMapper デモ版期限なしのデモあり保存・読み込み不可macOS・Windows
Resolume Arena デモ版期限なしのデモあり(音声にも声が入る)購入まではロゴと音声macOS・Windows
HeavyM デモ版期限なしのデモあり(ロゴ)保存・読み込み不可macOS・Windows
Splashオープンソース(GPL-3.0)なし投写面の3Dモデルが必要Linux・Windows
MapMapオープンソース(GPL-3.0)なしMac・Windows版のインストーラーがないLinux(ソースからビルド)
VPT 8無料なし最終版は2018年macOS・Windows

端末別の選び方

まず、上映に使う端末を決めます。ほとんどのツールは1〜2種類のOSにしか対応しておらず、すべての端末で使えるものはありません。

  • スマホ・タブレット:iPhone・iPad・AndroidならLazy Lightingです。ほかにもViso、SurfaBeam、PicoMapなど、2026年に登場したiPhone・iPad向けアプリがあります。私たちは各アプリの無料版を検証していないため、無料のままプロジェクターへ出力できるかを先に確認してください。
  • Mac:透かしなしで使いたく、学習に時間をかけられるならTouchDesigner非商用版(macOS 13以降)。専用のマッピングソフトを覚えたいなら、MadMapper、Resolume Arena、HeavyMのデモ版です。
  • Windows:Macと同じ選択肢に加えて、SplashのWindows版も使えます。TouchDesignerにはWindows 10または11と、Vulkan 1.1に対応しビデオメモリーが4GB以上のグラフィックスカードが必要です。
  • Linux:Flathubから入れられるSplashが現実的な選択肢です。MapMapはソースからビルドすれば使えます。TouchDesigner、MadMapper、Resolume、HeavyMはLinuxに対応していません。

作りたいもの別の選び方

機能の多さではなく、作りたいものに合わせて選びます。目的を果たせるいちばんシンプルなツールが、本番でもいちばん確実に動きます。

  • ハロウィンやクリスマスの窓:窓1枚にリアスクリーンを貼るだけなら、マッピングは不要なこともあります。窓用のループ動画をUSBメモリーからフルスクリーンで再生すれば十分です。窓枠に合わせたい、複数の窓を1台で映したい場合は、Lazy Lightingでマッピングします。シーズン中ずっと見せる展示なら、無料プランの透かしを許容できるかを早めに決めておきます。
  • 箱や立体物:最初の練習に最適です。スマホならLazy Lighting、パソコンで内蔵エフェクトを使いたいならHeavyMのデモ版。暗い部屋と小型プロジェクターがあれば始められます。
  • 文化祭・舞台・イベント:Resolume ArenaやMadMapperのデモ版でリハーサルし、観客の前で上映する前にライセンスを購入またはレンタルします。画面のロゴ、音声に入る声、読み込み直せないプロジェクトは本番向きではありません。複数台をブレンドして予算ゼロで作るならSplashですが、3Dモデルを作れるメンバーが必要です。
  • インタラクティブ作品:カメラ、センサー、音、生成グラフィックを使うならTouchDesigner非商用版です。誰も報酬を受け取らない制作が対象なので、仕事として請けるなら有料ライセンスにします。Lazy Lightingの音に反応するビジュアル、MIDI、ライブカメラ入力はPro機能です。

ソフト以外に必要なもの

無料のソフトが担当するのは映像の変形です。光を出すプロジェクターと、そこへ映像を届ける接続は別に用意します。

機種選びに迷ったら、プロジェクションマッピング向けプロジェクターのおすすめを参考にしてください。設置場所に収まるかは、投写面の横幅と投写比を投写距離計算ツールに入れて確認できます。

  • 映像入力のあるプロジェクター:HDMI入力や画面キャストに対応していれば、普通のプロジェクターでマッピングできます。暗くなってからなら、小物や窓は約300 ANSIルーメン、薄暗い部屋の壁は500〜1,000、ガレージのシャッターや屋外の壁は約3,000以上が目安です。安価な製品に多い、測定基準のない5桁の「ルーメン」表記は比較に使いません。
  • ケーブルまたはアダプター:パソコンはHDMI端子、なければUSB-C–HDMIアダプターを使います。iPhone 15以降(16eと17eを除く)、Samsung GalaxyのS・Note・Fold・Tab Sシリーズの多く、Pixel 8以降も同じ種類のアダプターでつなげます。Lightning端子のiPhoneには、AppleのLightning - Digital AVアダプタが必要です。
  • ワイヤレス接続:Lazy LightingはAirPlay(iPhone・iPad)、Miracast/Smart View(多くのAndroidスマートフォン)、Google TV搭載プロジェクター用の受信アプリ「Lazy Lighting Link」でも接続できます。
  • 安定した台や三脚:位置を合わせたら、プロジェクターの自動台形補正とオートフォーカスを切り、図形の下で映像がずれないようにします。

本番で困る無料版の制限

練習ならどの無料版でも問題ありません。人に見せる本番で影響するのは、次の制限です。

  • 透かし:出力に入るロゴは、通りがかりの人や観客全員に見えます。
  • 音声:Resolumeのデモ版は音声にロボットの声が入るため、本番の音はResolumeから出さないようにします。
  • 保存:保存できないソフトでは、アプリを閉じたりクラッシュしたりすると、すべての面を合わせ直すことになります。数週間続く展示に、MadMapperやHeavyMのデモ版は向きません。Lazy Lightingも、プロジェクト保存はPro機能で、無料プランでは使えません。
  • 解像度:TouchDesigner非商用版では出力を1280×720に設定し、フルHDのプロジェクター側で拡大させます。
  • 商用利用:展示で報酬を受け取るなら、TouchDesigner非商用版は使えません。
  • 古いビルド:VPT 8とMapMap 0.6.2は2018年のソフトです。本番で使うパソコンで事前に試し、直前のOSアップデートは避けます。

有料版を検討するタイミング

無料版の制限が観客に見えるようになったら、有料版を検討する時期です。公開展示に入る透かし、音声に入る声、毎晩の合わせ直しなどがその合図です。ずっと使うライセンスが必要とは限らず、MadMapperには短期設置向けのレンタルライセンスがあり、Lazy Lighting Proは月額・年額・買い切りから選べます。

有料ソフトは、プロジェクションマッピングソフトのおすすめ記事で対応OSと用途別に比較しています。どれを選ぶ場合も、本番で使うアダプターとプロジェクターで、先に無料版を試してください。

よくある質問

無料で使えるプロジェクションマッピングソフトはありますか?

あります。MapMap、Splash、VPT 8は無料で透かしもなく、TouchDesignerは非商用なら無料です。MadMapper、Resolume Arena、HeavyMのデモ版は無料ですが、出力にロゴや透かしが入ります。Lazy Lightingはダウンロード無料で、無料プランは透かし入りです。

スマホで使える無料のプロジェクションマッピングアプリは?

当サイト運営チームが開発しているLazy Lightingをおすすめします。iPhone・iPad・Androidに対応し、ダウンロード無料で、無料プランは透かし入りです。Proでは透かしがなくなり、プロジェクト保存なども使えます。

透かしなしで使える無料ソフトは?

TouchDesigner非商用版(Mac・Windows、商用不可、1280×1280まで)、Splash(Linux・Windows、3Dモデルが必要)、VPT 8(Mac・Windows、開発終了)です。MapMapも透かしはありませんが、現在Mac・Windows向けのインストーラーが配布されていません。

MapMapは今でも使えますか?

ソースコードは公開されており、2026年に開発も再開しています。ただし最後の安定版は2018年の0.6.2で、2026年10月時点の公式ダウンロードページではMac版とWindows版が「近日公開」となっています。

TouchDesignerは無料で商用利用できますか?

できません。無料のNon-Commercial版は報酬を受け取らない制作専用で、画像は1280×1280までです。仕事で使う場合はCommercialまたはProのライセンスが必要です。

MadMapperは無料で使えますか?

無料のデモライセンスがあります。出力に透かしが入り、プロジェクトの保存と読み込みはできません。有料版はレンタルと買い切りから選べます。

専用のプロジェクターは必要ですか?

いいえ。ソフトは通常の映像信号を送るため、HDMI入力や画面キャストに対応したプロジェクターなら使えます。暗くなってから窓に映すなら約300 ANSIルーメン、シャッターや屋外の壁なら約3,000以上が目安です。

出典・購入前の確認

価格、在庫、仕様は地域や販売時期により変わります。メーカー資料と販売ページで最新情報をご確認ください。